「経団連、マスコミ、政治家のトライアングルが空洞化の危機感を煽って世論をTPP賛成、グローバリズムの方向に日本を持って行こうとしている」という主張、本当か? [TPP 反対]
実態 TPPで日本が滅ぶ
管理人です。
世の中こぞって、TTP推進、ところがその内容の日本語訳は、誰も見たことがありません。「経団連、マスコミ、政治家のトライアングルが空洞化の危機感を煽って世論をTPP賛成、つまりグローバリズムの方向に日本を持って行こうとしている」という主張が目立ちます。
それに対して
日本はバブル崩壊以降、20年間停滞していて、ここへTPPは貿易という名を借りた経済侵略であり、日本の農業・中間層は没落し、TPP導入は日本の国家主権がほとんど用をなさなくなる。
こうした警戒論も目立ちます。
確かに我が国は長年、アメリカの押し付ける「国際化、グローバリゼーション」という名の無理難題に、苦しめられてきました。
確かに我が国は、1990年以降停滞しているという論があります。そこで[画像] - 日本の名目GDPの推移(1980~2011年)
この表をみる限り、たしかに停滞している様子です。ところがドルベースで購買力に基準を置くと、現実はまったく別の様相を示します。
そこで[画像] - 日本の購買力平価ベースのGDP(USドル)の推移(1980~2011年)を、みましょう。
後者の表では、我が国は確実に成長している現実が明らかになります。
バブル崩壊以降、我が国は既にグローバル展開し、企業によっては利益の8割を、海外から得て日本に送金しています。我が国は延々と貿易黒字・特許収入を得て、成長を続けてます。そして進出した先の国に雇用を生み、GDPを押し上げる貢献をしています。
その現実が「円ベースの名目GDPの推移(1980~2011年)」に反映されないだけのことです。財務官僚やマスコミはこれを利用して、
国民を騙しています!
「円ベースの名目GDP」の二倍かもっとそれ以上が、今日我が国の生み出している富と思えばよいでしょう。アメリカに叩かれれば叩かれるほど、我が国は強くなってきた、へこたれないということです。既に我が国はグローバル化しています。さらにということなら、二国間協定にすればよいはず。
TPPはアメリカが主導権をもって、シンガポール、 ニュージーランド、ブルネイ、チリを巻き込んで交渉しています。名目は自由貿易協定ということですが、実質的には日米経済協定であり、一方的にアメリカの制度が日本に押し付けられて、金融や医療や司法や放送といった分野まで自由化してしまうものらしい。 やはり、TPPの導入は、直近農業や中間層に影響はあるでしょう。今、こんなことをする時期かどうか。
(GDP推移のニュースソースはここ:http://ecodb.net/country/JP/imf_gdp.html)
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