ゼロカロリー飲料・食品こそ、太りやすいって知ってました?!

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ゼロカロリー飲料・食品は6倍太りやすい!


「糖質を出来るだけ摂取しないように気をつけています」と自慢げに話している人に限って、美容の大敵である、あの食品に手を出しているケースが多くあります。

それは、コンビニなどに並んでいる、ゼロカロリーやカロリーオフの飲料・食品です。日本の栄養成分表示基準により、100mlあたり4kcal未満のものは「ゼロカロリー・ノンカロリー」という表示が可能です。また、100mlあたり20kcal未満であれば、「低カロリー・甘さ控えめ・カロリーライト・カロリーオフ」という表示が可能となります。このように、カロリーゼロと記載があっても完全にゼロではないのですが、そもそもなぜカロリーを落として甘くすることが出来るのでしょうか。それは、人工甘味料のおかげです。

これら人工甘味料の多くはアステルパームを使用しており、食欲をかえって刺激する作用が報告されています。つまり、こうしたものを飲んだり食べたりすればするほど、もっと食べたい欲求が出て来てしまう恐れがあるということです。さらに、これらの人工甘味料を含むものを定期的に摂取している人は、そうでない人よりも疾患リスクが高まり、6倍脂肪を溜めやすくなると言われています。

また、人工甘味料はセロトニンという脳内物質を分泌させないようにする働きがあります。セロトニンは幸福感や満腹感をもたらす大切な物質です。人工甘味料のせいでセロトニンの分泌が阻害されれば、イライラやモヤモヤする気持ちが高まり、日々の生活が楽しくなくなってしまいますね。

「ゼロカロリー」や「特定保健用食品(トクホ)」の表示などがついていると、一般の食費者は国が認めた健康のお墨付きと感じられるかもしれませんが、自然な食品に比べ、人間が都合良く加工した不自然な食品の方は、健康や美容に良いとは言い切れないのです。

目先のカロリーだけにとらわれてばかりいると、美容を妨げ、余計に太りやすい体になってしまいます。宣伝文句に騙されずに、口に入れるものは厳しい目で見極めたいですね。

「無添加」「減塩」食品に惑わされないで!


スーパーやコンビニなどで「無添加」や「減塩」という表示を見ると、健康の印だと勘違いし、裏の原材料表示を見ずに手に取ってはいないでしょうか。

コンビニなどの24時間営業の店で売られるためには、お弁当であれ、パンであれ、お惣菜であれ、食品を長持ちさせるために保存料などを入れて食品を加工しなければ売ることが出来ない商品ばかりです。保存料を使っていない代わりに、保存料と表示しなくていい成分を入れていることも多くあります。

また、「減塩」の場合は、減塩したことで薄くなった味を合成調味料で味付けしていたり、塩で保存が効かなくなった分、合成保存料を入れている場合もあります。

体の内側から美しくなるためには、出来るだけナチュラルフードを選択したいところですが、スーパーやコンビニで加工食品を買う場合は、必ず原材料を確認し、自分が何を食べようとしているのか確認してから買うようにしてみましょう。

食品だけじゃない! 濃縮還元野菜ジュースじゃ野菜はとれません


パックに入った「これだけで1日に必要な野菜が摂れます」と謳っている市販の野菜ジュースや、濃縮還元果汁100%の果物ジュースがありますが、残念ながら健康的なイメージとは裏腹に、コーラなどの清涼飲料水とほぼ変わらない飲み物だということを皆さんはご存知でしょうか。

そもそも、濃縮還元というのは、様々な方法で元の果汁の水分を飛ばし、再び水分を加える方法です。これにより、運搬の際に輸送コストを大幅に下げることが出来ます。そして、商品になるときに再び水分を加えて還元されたジュースは香りが損なわれているため、必ず香料が添加されます。また、その過程で後からビタミンを添加したりもすることから、もはや天然の栄養素が期待出来るとは言えません。

また、もうひとう心配なのは、糖質です。生で食べるフルーツの果糖は、食物繊維も同時に摂取出来るうえに、摂る果糖の量も過剰にはなりません。しかし、ジュースに入っている果糖の場合は、食物繊維がなくなるどころか、果糖自体の量が多くなるため、血糖値が急激に上昇します。さらに、ショ糖が添加されていることもあるため、結局は他の清涼飲料水とさほど変わらないのです。

普通に野菜や果物を買ったらすごくお金がかかるのに、1日に必要な栄養素がたった100円程度の野菜ジュースで摂れてしまうのはおかしな話ですよね。

市販の野菜ジュースや濃縮還元果汁100%の果物ジュースは、コーラなどの清涼飲料水と大差がないことを理解して、決して健康的な飲み物ではないことを知っておきましょう。