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実感ないアベノミクス景気 [日本再生]

お小遣いは減るし、貯蓄もできないアベノミクス景気は、なぜこうも実感ないのだろうか?
内閣府景気動向指数によると、景気は現安倍晋三政権が発足した2012年12月に回復に転じ、この3月で拡大期間が52か月とバブル経済期を抜いたそうです。
失業率も2%台後半まで下がっているので、労働市場は完全雇用状態ともいえます。
でも好景気の実感ないのはなぜか?
1.倒産は減っても廃業は高水準である。完全雇用とはいっても、全体の就業者数は増えていない。 
2.景気は拡大していても成長率は低く、名目GDPは20年前と変わらない。 
3.完全雇用といえども非正規雇用の増大と名目賃金の横ばい。90年以降、企業の経常利益は2倍になっているのにもかかわらずだ。
現在のわが国は、非正規雇用を増やし賃金を抑え、デフレ進行という合成の誤謬に陥っているといわれます。
同一労働同一賃金の実現、賃上げが課題です
      

妻のお小遣い、月1万8千円 07年の調査開始以来最低

 明治安田生命保険が28日に発表した「家計」にかんする調査結果によると、夫婦で自由に使える「お小遣い」の月額は夫が3万1764円、妻が1万8424円で、過去最高だった2007年より約9千~1万3千円少ない結果となった。同社は「景気の先行きへの不安から、財布のひもは固いようだ」とみている。

 妻のお小遣い額は、07年の調査開始以来で最低だった。小遣いの希望額は、夫が4万5750円、妻が2万8670円で、現実とは1万円以上の差があった。

 今年初めて聞いた世帯あたりの貯蓄額は、50~70代で1千万円を超えた。一方、貯蓄がない世帯は全体の約2割だった。明治安田生命の小玉祐一チーフエコノミストは「高齢者層の購買意欲に働きかけることが個人消費活性化のカギだ」と話している。

 調査は20~70代の既婚男女を対象に、インターネットで4月に実施。有効回答は1618人。(河合達郎)

 

40代の平均貯蓄額588万円!年収別データ【最新版】

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40代は貯蓄ゼロ世帯が35%も

仕事では働き盛り、従来の給与体系であれば収入がぐっと増えてくるはずの40代ですが、給与水準のフラット化が進んでいて、なかなか給料が上がらない人もいるようです。そのような時代、40代の平均貯蓄額は、どれくらいでしょうか。

「家計の金融行動に関する世論調査」(2016年)によれば、40代の平均貯蓄額は588万円、中央値(多い順または少ない順に並べたときの真ん中にあたる額)は200万円です。年収別に40代の貯蓄額を見てみましょう

・年収300万円未満  貯蓄ゼロ50%、平均225万円、中央値0円 ・年収300万円~500万円未満  貯蓄ゼロ42.2%、平均423万円、中央値70万円 ・年収500万円~750万円未満  貯蓄ゼロ27.4%、平均637万円、中央値425万円 ・年収750万円~1000万円未満  貯蓄ゼロ16.2%、平均1069万円、中央値820万円 ・年収1000万円~1200万円未満  貯蓄ゼロ26.7%、平均1067万円、中央値620万円 ・年収1200万円以上  貯蓄ゼロ0%、平均23647万円、中央値2100万円(家計の金融行動に関する世論調査2016(2人以上世帯調査)より)

年収300万円未満では半数が貯蓄ゼロ。年収が上がるにしたがって貯蓄額も増えていきますが、年収1000万円~1200万円未満でも貯蓄ゼロ世帯が26.7%あります。ただし、この調査での貯蓄(金融資産)は、「普通預金か定期預金かにかかわらず、将来に備えて蓄えている部分」と定義しています。ですから、多少の残高があっても、近々使う予定だったり、生活費と考えていたりで、貯蓄ゼロと回答している世帯もあるでしょう。

また、この平均貯蓄額588万円、中央値200万円は、貯蓄ゼロ世帯も頭数に入れて計算したものです。資産を持っていると答えた人の平均や中央値はどれくらいになるのでしょうか?

金融資産保有世帯の平均貯蓄額939万円、中央値622万円

金融資産を保有する40代の平均貯蓄額は939万円、中央値は622万円で、だいぶ高くなっています。金融資産保有額別の割合は次の通りです。 ・金融資産保有額100万円未満  5.8% ・金融資産保有額100万円以上200万円未満  5.5% ・金融資産保有額200万円以上300万円未満  3.9% ・金融資産保有額300万円以上400万円未満  4.3% ・金融資産保有額400万円以上500万円未満  5.1% ・金融資産保有額500万円以上700万円未満  6.9% ・金融資産保有額700万円以上1000万円未満  7.1% ・金融資産保有額1000万円以上1500万円未満  9.1% ・金融資産保有額1500万円以上2000万円未満  4.6% ・金融資産保有額2000万円以上3000万円未満   3.4% ・金融資産保有額3000万円以上   3.1% ・無回答  6.3%もっとも多いのは、1000万円以上1500万円未満の9.1%。1割弱の人が1000万円台前半の金融資産を保有しているということです。そして500万円以上1000万円未満の人が14%(6.9%+7.1%)。残りは、比較的まんべんなく散らばっている印象です。

ご自身の貯蓄額や状況と比べて、いかがでしょうか? 他の家に比べて貯蓄が少ないと思った方も、40代は老後まではまだ時間があります。同時に、ふくらんでいく教育費などの支出をコントロールしながら、老後に向けた準備をスタートできるかどうか、とても大事な時期です。気を引き締めて貯蓄を増やしていきたいものです。

(データはすべて「家計の金融行動に関する世論調査2016(2人以上世帯調査)」より、40代は世帯主の年齢)

(文:坂本 綾子)

 


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