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縮む日本

地価下落とデフレが続いて20年という。根底には我が国の人口の変化がある。今後50年間で、我が国の人口の30%が消える。需要不足と供給過剰は、改革を急がなければ、いつまでも続く。

かつて誇っていた工業力も、凋落しつつある。本田も日産も、世界の自動車生産台数を、韓国のヒュンダイ自動車に抜かれている。
造船も製鉄も半導体も製紙も繊維も、どんどん抜かれている。

1980年代より続いた我が国の貿易収支黒字は誇るべきものだった。円の購買力平価も対ドルベースで、向上している事は幸いだ。

しかし2012年以降、団塊世代が貯金を取り崩してゆくようになると、社会保障費の増大とともに、国の財政は危機が深まる。レアメタルや鉄鉱石・石油・石炭・農業産品の値段も、どこまで上がることだろう。

我が国に残された時間は少なく、改革に向けた長期安定政権が必要な時期でもあった。そこでの参議院議員選挙であった。ところがその結果は、私の想定の悪い方向へ向かっている。

マスコミや国民の一部のやろうとしている事は、さながら魔女狩りや文化大革命、程度のこと、とも考える。国会議員を減らせ。公務員を減らせ。仕分けをして政府支出を減らせ。それを私は、魔女狩りや文化大革命、程度のこと、といっているのだ。
国会議員一人当たり、歳費プラス諸々で約2億円が必要である。米国との人口比率で、国会議員の数は、我が国は3倍も多い。減らす必要はある。shかしそんな事をしたって、得られるものはほとんどない。起きるのは、地方の疲弊と自殺者の増大。

我が国は現在、世界でもっとも小さな政府・高効率の行政を行っている。

本当の改革は、世代間格差の改善。規制緩和。法人税減税。高額所得者への増税。消費税増税。後期高齢者への医療負担増などなど。
残された時間は少ないと考える。
民主党だ自民党だ、なのではない。
本当の改革をするには、長期安定政権が必要だと考える。
タグ:改革
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