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アメリカの本性から、アメリカ韓国FTAとTPPを警戒する [TPP 反対]

米国が1940年代にグアテマラで性病実験、米大統領が謝罪

  • 2010年10月03日 12:56 発信地:ワシントンD.C./米国

 

写真省略

 

米ホワイトハウスの大統領執務室で電話をかけるバラク・オバマ(Barack Obama)米大統領(2009年10月9日撮影、資料写真)。(c)AFP/Jewel SAMAD

【10月3日 AFP】米国の公衆衛生局(PHS)の研究者たちが1940年代に、中米グアテマラで受刑者や精神病院の患者らを故意に性病に感染させ、新薬実験を行っていたことが明らかになり、バラク・オバマ(Barack Obama)米大統領は1日、グアテマラのアルバロ・コロン(Alvaro Colom)大統領に電話をかけ、謝罪した。

 この実験については、米ウェルズリー大学(Wellesley College)のスーザン・レバビー(Susan Reverby)教授が、PHSのジョン・カトラー(John Cutler)医官(故人)が1946~48年にかけて行った実験に関する未公開資料を今年になって発見し、明らかになった。

 カトラー医官とその研究チームは、当時まだ新薬だったペニシリンの性病予防に対する効果を試すため、精神病患者を含むグアテマラの男性約1500人を、わざと性病に感染させた。

■被験者に知らせず実験

 実験の資金は、米国立衛生研究所(National Institutes of HealthNIH)が提供していた。NIHのフランシス・コリンズ(Francis Collin)所長は、この実験の非倫理性を説明するひとつとして、「被験者たちからインフォームド・コンセント(治療内容を十分に説明した上で同意を得ること)を得ていた証拠はまったくなく、それどころか、被験者たちは自分たちがされていることについて騙されてさえいた」と語った。

 実験を仕切っていたカトラー医師は、同じく悪名高い「タスキジー実験(Tuskegee experiment)」にも関わっていた医師として知られる。タスキジー実験は米国で1932~72年の40年間にわたり、梅毒患者である数百人の黒人男性に、梅毒であることを告げずに治療しないで経過を観察した実験である。

 グアテマラの実験では始めに、売春婦たちを淋病か梅毒に感染させ、兵士や精神病院の患者たちと無防備な性交渉をさせた。発見された資料によると、この方法で感染する男性が少なく、実験方法は兵士や受刑者、精神病患者らへの直接接種に切り替えられた。実験中に少なくとも1人が死亡したが、実験が死因かどうかは明らかになっていない。

 今後、米医学研究所(US Institute of Medicine)の指揮下で独立した専門家らが事実調査を行っていくほか、オバマ政権の生命倫理問題研究に関する大統領諮問委員会(Presidential Commission for the Study of Bioethical Issues)は世界各地の専門家を招き、医療研究を取り巻く倫理基準について再検討する会議を開く予定だ。(c)AFP/Karin Zeitvogel

 

 管理人です。これは最近のニュースですが、アメリカがどういう国であるか理解しやすいので、考えてみたいと思います。

 このニュースの中にある「タスキジー実験」http://en.wikipedia.org/wiki/Tuskegee_syphilis_experiment

 に、遡ってみます。当時はクリントン大統領です。アメリカ人は謝ることをしません。彼はホワイトハウス研修生を引き込んで、はしたないことをした。その彼が謝った事件です。今回のグアテマラの実験が、露見する10年前のことです。

 1932年から1972年の40年間にわたり、アラバマ州の小さな村、黒人だけが暮らすタスキギー村で、非人道的な「梅毒」の臨床研究が行われていました。「梅毒にかかった人を放置した場合」にどんな症状が出るのかを「研究」するために、「梅毒」にかかって人を「放置」して「観察する」という「研究」が「黒人の村」を使って行われました。

 この「研究に対する謝罪」はクリントン大統領によって1997年なされました。http://www.pbs.org/newshour/bb/health/may97/tuskegee_5-16.html

 ところがこうした実験は、本当に医学の進歩のためだったのか?疑問が残ります。なぜならこうした非人道的実験を、他でもたくさん行っているのです。

 最近の例では「アフリカの医療の不十分な町に、欧米の医師が立ち入り」、「エイズを放置したらどうなるか?」「エイズを放置したら、どれくらい拡がるか?」という「観察研究」がなされました。エボラウイルスでも、同じことが行われたと疑われています。マンハッタン計画では兵士を被爆させたり。

 アメリカ支配層の白人のほとんどは、アフリカ、アジア、ヒスパニック系の人々のことを家畜と同等に見ていると、いわざるを得ません。医学の進歩のためではなく、性行為で感染する致死性の病気があれば有色人種系社会を淘汰できる。これこそが本来の目的ではあったのではと、疑念を持ちます。

 週刊新潮 10月20日号 「変見自在」 高山正之 

 大統領の謝罪

 今日の話題について取り上げてます。以下4段目を引用します。

(引用開始)

 謝らない米国人の中でも一番謝らない米大統領が二人も謝罪したのは見ものだが、もっと驚きなのは一連の人体実験が公衆衛生局長トム・パランの指示だったとしている点だ。

 彼はルーズベルトの腰巾着で、先の大戦前から十二年間もこのポストにあった。あの人体実験は当然、大統領の許可または指示があったということだ。

 ルーズベルトはこの方面に異常な関心を持ち「日本人の頭蓋骨は白人のそれより二千年遅れている」とか言い、実際、戦場から日本兵の骨を取り寄せてカリフォルニア大バークレー校で調べさせている。

 彼はまた原爆もわざわざ二種類創り、その遺志を継いだトルーマンが二種類とも日本に投下させた。

 米エネルギー省資料には広島と長崎をはっきり「実験」と記し、それが日本人を使った人体実験であったことを白状している。

 米国は人体実験で、まず謝罪しなくてはならない国を忘れていないか。

(引用終り)

さてここで疑問が起きます。

1、1940年代のアメリカの支配層と、今日の支配層、そんなに発想は変わっていないのではないか?

2、医学・科学的領域のみならず、外交・経済的条約も、同様の発想で行われていないか?

アメリカ・韓国 FTA

 今、話題の米韓FTA、内容の紹介を見ると、とんでもない不平等条約というよりも隷属させる内容です。それをマスコミはテレビ番組と新聞を駆使して、「貿易自由化に先行し、日本は置き去り」のように宣伝し、「一日も早くTPP交渉に参加するよう」促しています。

 このようなことを韓国に押し付ける、オバマ大統領の魂胆は?

1、来年大統領選挙を控え、現在の失業率の高さでは、再選は困難な状況。サブプライムローンの手法で、アメリカの最下層までお金を搾り取ってしまったので、手っ取り早く搾り取れるのは、日本や韓国。そして少しでも失業率を下げたい。

2、今年は中東で革命が起き、石油権益で深く関わったエジプトも見捨てた。数年以内におきる北朝鮮金王朝崩壊に際しては、中国と全面戦争を避けるためにも、台湾・韓国を見捨てることも選択肢。これで韓国を脅せば、言い成りになる。

 

日本とのTPP

 先ずは隣の韓国が、米欧との不平等条約でどれだけ疲弊するかじっくり見定めてから、TPPについて考えたって少しも遅くはない

 山田正彦前農水相は191人の署名を集めて、強い反対論を展開しているらしい。頑張ってもらいたい。政府はのらりくらりアメリカに対応し、抗し切れなくなったら、また政権交代で先延ばし。

 安全保障のことは別枠で、結果を出すべきです。


タグ:FTA TPP
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