19日、元都知事の猪瀬直樹氏が自身のTwitterで、共産党都議連の発表に違和感を示した。

豊洲市場の建物下に土壌汚染対策の盛り土がなかった問題で、共産党都議連は16日、青果棟の地下空間にたまっていた水を調査した結果、環境基準値を下回るヒ素が検出されたと発表した。雨水にヒ素は含まれない。

発表によると、検出量は環境基準の4割にあたる0.0004ミリグラム。共産党の発表を受け、各メディアは水からヒ素が検出されたれことを大きく報じた。

猪瀬氏は自身のTwitter上で「ヒ素が検出された、基準値の4割も、と共産党議員が言い、それにつられて地上波が大騒ぎをしていた」と切り出すと、「基準値以下なら何割でも意味はない」と指摘した。
さらに「それを問題にしたら水道の水も飲めない。基準値は普遍的なもの」と問題がないことを強調。「福島の放射線量も基準値以下の作物が風評被害にあった。方向が違っている」と共産党の発表を批判した。