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2016年“過去最悪”の隠れ倒産 [日本再生]

製造、小売、建設が続々と…2016年“過去最悪”の隠れ倒産

2016年の企業の倒産件数は8年連続で減少 “隠れ倒産”ともいうべき廃業は増加  

  

記事まとめ

  • 2016年の企業の倒産件数は8年連続で減少し、2008年の約半数まで減った
  • しかし、“隠れ倒産”ともいうべき廃業は過去最悪を更新する見込みらしい
  • しかも、廃業はまだまだ増え続け、今年の廃業件数は1割ほど増加するという

製造、小売、建設が続々と…2016年“過去最悪”の隠れ倒産

製造、小売、建設が続々と…2016年“過去最悪”の隠れ倒産

銀行が“廃業のススメ”/(C)日刊ゲンダイ









 企業の廃業件数が過去最悪を更新した。東京商工リサーチによると、2016年(年間)の廃業件数は2万9500~2万9600件に達する見込みだという。これまでは13年の2万9351件が最高だった。

 16年の倒産件数は前年比4%減の8446件と8年連続で減少。1990年以来の低水準で、リーマン・ショックに見舞われた08年の約半数まで減った。だが、その一方で“隠れ倒産”ともいうべき廃業は増加しているのだ。

「後継者不足も深刻ですが、最大の原因は業績悪化です。製造業の下請けや孫請け、小売業、建設業の廃業が目立っています。ただ、廃業の本格化は今年以降になる危険性が高いといえるでしょう」(東京商工リサーチ情報本部長の友田信男氏)

 廃業はまだまだ増え続けるというのだ。昨年までは経営者自身が廃業を決める「自主廃業」が中心だったが、今年以降は激変する恐れがあるという。

「政府と金融庁は今年4月以降、金融機関に対し融資先の“事業性評価”を実施するよう求めています。これは企業の将来性を評価するものですが、裏返せば将来の見えない会社に廃業を促すということです。平たく言えば、金融機関が中小零細企業に廃業を勧めるのです」(金融関係者)

 こうなると、担保はあっても、銀行が将来性ゼロと判断したら、融資はストップ。あるいは全額返済を余儀なくされ、何とか踏ん張ってきた零細企業の経営者は廃業を選択するしかなくなる。

「今年の廃業件数は、1割ほど増加するとみています。3万件を軽く超える恐れがあります」(友田信男氏)

 実は、リーマン・ショック以降、「倒産(法的整理)」に、「廃業」や「解散」「休業」といった“隠れ倒産”を加えると、約4万件で横ばいが続いている。

「この数年、消滅している企業数は変わっていないのです。今後は、廃業の急増により“消滅企業数”が一気に増える危険があります。失業者も当然、増加します」(市場関係者)

 政府が声高に主張する「倒産減少」にだまされてはいけない。
管理人です
失業率が減った。有効求人倍率が高い。そんな情報が流されている。
しかし、日本全体の就業者数は、アベノミクス下でも減り続けている。
就業者が減ってるのに、失業者が減っても、誇れたものではない。

就業人口増減

http://www.stat.go.jp/data/roudou/longtime/zuhyou/lt01-02.xls

同様に倒産が減ったといっても、廃業が増え、法人数自体が減っているのだから意味ない。


タグ:隠れ倒産
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