25日配信の「真相深入り!虎ノ門ニュース」(CS放送・DHCシアター)で、評論家の潮匡人(うしお・まさと)氏が、沖縄で機動隊員に怒声を飛ばす反対派の逮捕を主張した。

番組では、大阪府警から沖縄県に派遣された機動隊員をめぐる騒動を取り上げた。18日、米軍ヘリパッド建設工事をめぐって対立が続く沖縄県で、フェンス越しに抗議を行っていた市民に対し、機動隊員が声を荒げて「土人が」と発言していた。この件で大阪府警は戒告の懲戒処分を下している。

この報道に対し、潮氏は当初、機動隊員が「本土人」と発言したと思っていたと明かす。沖縄県ではなく、本土から抗議活動に参加している人が少なからずいることを指摘したのだ。潮氏は「あたかも沖縄県民が反対の声を上げているように報道しているのはおかしいと、私もかねてから思っておりまして」と漏らす。

続けて潮氏は、機動隊員がこうした騒動で処分された場合、現場における警察官の士気やモラルが低下する懸念があるとする。そして、反対派に対して「とっととコイツら逮捕しろよ」と息をまいたのだ。

反対派の一部が機動隊に言ったとされる、「お前たちの家も分かるんだぞ!」「妻子だってわかるんだ、ばか者!」という暴言について、「これ例えば侮辱罪でしょ! あるいは脅迫罪じゃないんですか? 」と指摘した上で、「それを『土人』とかいうカギカッコつき不適切な発言に対して処分だなんだと言っておきながら、こんなの放置していいのかと」と、疑問視していた。



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