6日配信の「真相深入り!虎ノ門ニュース」(CS放送・DHCシアター)で、作家の百田尚樹氏が、流行語大賞トップテンに選ばれた「保育園落ちた日本死ね」について、「自作自演」の疑いがあると訴えた。

この「日本死ね」とは匿名ブロガーが保育園の抽せんに落ちた怒りを綴ったエントリー記事に由来するもので、マスメディアでとりあげられるなど当時大きな反響を呼んでいる。表彰式には、このブログを国会で取り上げた民進党の山尾志桜里衆院議員も笑顔で出席している。

番組では、こうした選考結果にネット上で非難が巻き起こっている、と報じる記事を取り上げた。

百田氏は「言葉としても、非常に醜い言葉です」「こんな言葉流行ってもないですから。何も流行してない!」と、「日本死ね」の選出を口撃し、「(「日本死ね」に対しては)今も自作自演という疑念が晴れません。つまり、山尾さんが勝手にそういうブログを立ち上げて、政府に対して何か批判したいがためにブログを書いて、それで(国会で)言うたとも言われています」との疑念を述べたのだ。

百田氏は「事実は分かりません」と断りを入れた一方で、ブログ主ではなく、山尾議員が表彰式に現れたことを疑問視し、「筋違い」だと苦言を呈した。そして、「『日本死ね』と思ってるのは外国人なんですよね」と、中国や韓国民がスポーツの世界大会で「日本死ね」「日本殺せ」と声を上げていると主張。「日本死ね」は「中韓の言葉」だとも指摘した。

なお、放送に先立つ2日、百田氏は自身のTwitter上で、「日本死ね」が流行語大賞に選ばれた背景として、「左翼マスコミ、日教組、共産党、旧社会党、反日市民団体」が「祖国を愛するな」というキャンペーンを続けてきた結果があるとも語っている。
<1:20:00ごろから>


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