NYの地下鉄で「人種差別的な落書き」を消す乗客に58万以上のいいね!

写真拡大

トランプ大統領が、一部の国からの入国禁止令を発令したことに端を発し、人種差別の問題に敏感になっているアメリカ。

そんな同国では先週、民族の壁を超えた心温まる出来事が目撃され、人々の心をホッコリとさせている。

NYの地下鉄に落書き

きっかけはある男性が、ニューヨークの地下鉄内で目にした光景を、自身のフェイスブックで公開したため。

その投稿がこちら▼

この街で暮らすグレゴリー・ロックさんは、先週末、マンハッタンから地下鉄に乗った際、車内の広告や窓など、至る所に、ユダヤ人を中傷する言葉と共に、ナチスのシンボルである「卍(かぎ十字)」が書かれていることに気が付いた。

投稿によると、車内は静まり返っており、乗客は互いに顔を見合わせ、戸惑いと居心地の悪さが漂っていたという。

乗客らが立ちあがる

そんな中、1人の男性が「手の殺菌ジェルで消えるんじゃないか」と立ちあがり、ティッシュを手に、落書きを消し始めた。

Gregory Locke/Facebook

Gregory Locke/Facebook

Gregory Locke/Facebook

Gregory Locke/Facebook

すると他の乗客たちも一斉にバッグやポケットから、殺菌ジェルとティッシュペーパーを取り出し男性に加勢。

Gregory Locke/Facebook

Gregory Locke/Facebook

ものの2分で、車内中に書かれていたかぎ十字はきれいに消されたという。

称賛の声が続出

投稿には「これがトランプのいうアメリカか…という声も聞かれたけれど、そんなことは断じてない」と綴られている。

同投稿には58万人が「いいね!」などし、シェア数も38万件を優に超えている。

複数の海外メディアでも取り上げられ、「乗客一丸となって…という点に心が洗われます」「そうだ!憎しみを取り去ろう」「この時の乗客の皆さんを誇りに思う」といった称賛の声が続出している。